血管と血液について
(血管)
・体中の血管の、95%以上が毛細血管です。
・毛細血管は、髪の毛の1/10~1/100の太さです。
・毛細血管は、酸素と二酸化炭素の交換をしています。
・毛細血管は、栄養素の受け渡しと老廃物の受取りをしています。
・体重が1kg増えると、血管は3km伸びる計算です。
・血管の長さは10万km(地球2周半)です。
(血液)
・血液の量は、5リットルです(体重の約8%)
・血液は約1分で体内を一周します。
・血液が入れ替わるのに約120日かかります。
心臓が血液を送り出す時に血管に圧力がかかるわけですが、この圧力が常に高いと(高血圧)、血管に負担がかかってきます。それが継続して続くと、血液ポンプである心臓にも大きな負担がかかってきます。血液循環が悪くなり、血栓ができやすい状況をつくり出してしまいます。その結果、循環器疾患だけでなく、様々な疾病に発展してしまいます。
血管と血流 両方のケアが必要
中医学では、血液循環の悪い状態、血液の流れが滞っている状態を血瘀(けつお)」と言います。血瘀になる要因には、年齢などによる衰えのほか、慢性疲労や精神的ストレス、貧血や冷えなどによっても起きてきます。血液循環を良くするものと合わせ、それぞれのケアをしていくことが大切です。