尿もれ、頻尿 過活動膀胱かも

長野市民新聞
2014.9.13

コラム#011
【尿もれ、頻尿 過活動膀胱かも】

尿の悩みにお困りの方も多いと思います。すぐにトイレに行きたくなる、ふとした瞬間に、尿がもれるなどの症状です。若い人から年配の方までみられ、年齢とともに増えていきます。最近では「過活動膀胱」と診断される場合もあります。

通常尿意は、尿がたまることによって起こりますが、排尿を調整する膀胱機能の低下や、ストレスなどの心理的な要因によって膀胱が過敏に反応し、尿をすぐに出そうとするのです。た加齢や、出産による骨盤の筋力が落ちている場合も、尿をためる力が弱くなってしまいます。

漢方では、生薬の力で、膀胱の働きを高めたり、筋力をつけたりしていきます。昔から有名な処方に「八味地黄丸(はちみじおうがん)」があります。体を温めて、泌尿器全体の力を底上げしてくれます。

また、植物ハーブの「グリーンオーツ」は、骨盤底の筋力をつけて、夜間多尿や尿もれを改善してくれます。その他、骨盤体操等も取り入れると効果的です。尿の悩みは人に話しにくいですが、ぜひお気軽にご相談ください。