長野市民新聞
2017.1.31
コラム#068
【第二子に向けて体を取り戻そう!】
お子さんに少しずつ手がかからなくなってきて、そろそろ二人目と思いながらも、なかなか授からないといった第二子不妊の悩みがあります。一度出産を経験しているから大丈夫と思いがちですが、初産年齢が遅かったり、身体の変化などによって妊娠から遠ざかっていることも少なくありません。
妊娠中は母体に大きな負担がかかり、出産ではもの凄く体力を消耗します。産後は喜びもつかの間に授乳が始まり、無休で育児をすることになります。慢性的な睡眠不足や精神疲労が重なり、たくさんのエネルギーを赤ちゃんに注ぎ続けてきたことによって、お母さんは抜け殻のようになってしまいます。このように身体が元に戻っていないことが妊娠しにくい状態の一因になっているのです。
漢方では、不足しがちな血液や栄養素、低下したホルモンに働きかける生薬を中心に、体力を引き上げ、温活と血行促進で機能面を積極的にアップすることができます。ハーブ効果で精神面もケアしながら、心身ともに体の充実を図っていきます。
身体がしっかりするまでは、個人差のあるところですが、概ね4ヶ月~半年かかるとされています。早め早めの準備が嬉しい第二子につながります☆
※方剤例/
婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)、胎盤エキス他