長野市民新聞
2020.12.12
コラム#161
【体の内側から肌を整える】
健康で若々しい肌をキープするには。
漢方では、皮膚の潤いやハリを保つのが体水分、血色やツヤを良くするのが血液、たるみを防ぐのが気力、この3つの気・血・水の状態を源泉としています。
特に血は、乏血傾向だったり、全身的に流れが鈍くなっていたりすると、肌がくすんでシミの原因にもなってしまいます。これらの要素を補い、その循環を促すことが美容の第一歩になります。
一方内臓に目を向けると、血を全身に送る心臓、老廃物を分解する肝臓は、ストレスによって働きが弱りやすくなるため、その部分の元気さにも働きかけていきます。
また、食べた物をきちんと消化吸収できないと栄養素が取り込めず、気力が萎えていると皮膚もしっかりしてこないので、胃腸と合わせて呼吸器全般の調子も引き上げていきます。
そして普段あまり意識しない腎臓も重要。泌尿器のイメージですが、漢方ではホルモンや筋肉、そして体の内分泌を調整する内臓として重視しています。体の衰えを感じるようになってきたら、この部分のケアも必要になります。
そのようなわけで、全体的には「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」というシロップがファーストチョイス☆
体を温めながら血流を促し、体調を良くしながら健康的な肌につなげていきます。特に更年期や産前産後には、豆乳などで割って飲むととても効果的。
食事や生活習慣の工夫、スキンケアに加え、体の内側からの機能向上で肌を整えていきましょう!