長野市民新聞
2014.4.26
コラム#002
【肝臓ケアでストレスに強く!】
春から初夏は生命の芽吹く季節であり、冬の間静かにしていた体細胞が活動的になる成長・回復の時期です。それを促してくれるのが肝臓です。
肝臓=お酒というイメージもありますが、肝臓は新陳代謝の主役であり、活力や美容にもとても重要なのです。
他方、肝臓は感情との関わりが深く、その働きが弱いと精神は不安定になりやすくなります。体の力をアップさせやすいこの時期、まずは肝臓をケアしながら心身を整えていきます。
さらに肝臓は、目と関連が深いことから、ケアすることによって目の症状改善につながります。
漢方薬では、飲む目薬で知られる「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」を用います。肝臓に働きかける生薬で構成されており、中でも「くこの実」は目の栄養素となり、「菊の花」は充血を取り、眼圧を下げてくれます。体の中から目を元気にしてくれます。
加えて腎臓の働きも活発にしてくれるので、年齢に伴う症状改善や、アンチエイジング効果も期待できます。暑い季節向け、体の調子を上げていきましょう。