長野市民新聞
2017.12.23
コラム#90
【妊娠への近道 体力と免疫】
通院しながら妊娠しやすい体づくりに取り組んでいる方が増えています。
体外受精では、採卵→受精→移植→妊娠→安定といった流れがスムーズに進むことが理想的ですが、ある段階でうまく行かないと、治療を繰り返すようになるだけでなく、自分の妊娠力も低下しやすくなってしまいます。
体を維持しながら、より一層引き上げていくことが大切です。
漢方では、昔から不妊に対して様々なものが使われてきました。最近では新しい漢方薬も出てきており、使い方を工夫することで早い結果につながっています。
妊娠に向けては、健全な卵が重要ですので、月経後から排卵にかけて質の良い大きな卵が育つよう、卵巣に働きかけていきます。卵を採取し、受精・培養した胚(受精卵)は、子宮に戻した時に着床するか否かがポイントです。内膜と免疫に対して働きかけるもので体を整えておきます。移植以降、胚や胎児の成長にはものすごいエネルギーを要しますので、安定した体温と体力を維持して、妊娠をしっかりと支えていきます。
昨今は、不妊の原因が分からないことさえあります。体のバランスを整える漢方を活用して一日も早く笑顔になって欲しいと思います☆
活用例)シベリア霊芝、参茸丸(さんじょうがん)他