男性更年期 精力と精神

長野市民新聞
2016.10.22

コラム#062
【男性更年期 精力と精神】

「更年期障害」というと女性特有の症状といった印象がありますが、男性にも更年期があります。

女性はエストロゲンの急激な減少に左右されますが、男性はテストステロンが大きく影響します。男性ホルモンの低下は個人差が大きく、40才で低下してしまう人もいれば、生涯現役を地で行く方もいます。性欲もう無いなあ…、いやいや~まだ朝元気なんだよね~、つい下の話にいってしまいがちですが、男性ホルモンは精力だけでなく、脳の健全な精神活動を維持する働きもしています。

やる気やコミュニケーション、集中力や判断力も支えています。中年における情けない犯罪は、男性ホルモンの減少による判断力の低下に起因しているという報告もあります。やる気が起きない、人づき合いを避ける、ちょっとしたことでイライラするようになったと感じる場合は、男性ホルモンの低下が心配されます。

健全な心身を保つには、食事や生活習慣に気を配り、人とエンジョイできる、何か楽しいことを見つけることが大切です。そうは言ってもなかなか思うようにいかない場合は、身体の芯から活力を引き出してくれる漢方で、そのきっかけをつかんでいくのも一つの方法です。

※製品例/牡蠣エキス、金蛇精(きんじゃせい)