皮膚の健康 夏の対策

長野市民新聞
2016.7.9

コラム#055
【皮膚の健康 夏の対策】

皮膚がかゆい、ちょっとのことでも気になってしまいます。

皮膚は、水分と脂質が良好に保たれていることで何事もなく過ごすことができます。しかしそれが不足してくると、乾燥による痒みが起きてきます。掻けば掻くほどアレルギー反応は強くなり、炎症によってさらに乾燥も広がって、悪循環になってしまいます。

乾燥は、ホルモンの減少だけでなく、気候の変化によっても左右され、アレルギーは、心身の疲労が続いていると、より過敏に反応してしまいます。皮膚のバリア機能の低下が根本にありますので、スキンケアだけでなく、体を中から変えていく必要があります。

一方夏は湿度も上がり、乾燥はあまり気にならなくなりますが、強い陽ざしや、高い気温が大敵となります。皮膚は熱を帯びると、それを発散しようと発汗しますが、汗がかゆみの元にもなりますので、こまめに拭き取ることが大切です。

また、発汗をクーラーなどで抑えてしまうと、体に熱がこもり熱中症の様な症状になりますので注意しましょう。旬の果物やサラダは、全身を自然にクールダウンしてくれますのでおすすめです。夏は体力を第一に保つことが、皮膚の健康増進につながります。

※今回のおすすめ:西洋人参(せいようにんじん)