長野市民新聞
2015.3.14
コラム#023
【のどの痛みや痰 粘膜を守ろう!】
春はもうすぐそこまで来ています。毎年花粉症に悩まされている方にとってはつらい季節ですが、一緒に対策を考えていきましょう。さて、花粉がピークになる前のこの時期、のどの痛みや咳・痰を訴える方が多くなっています。
冬の乾燥した空気や暖房が、のどをカラカラの状態にしてしまい、敏感になった粘膜は、ちょっとした刺激ですぐに炎症を起こしてしまいます。漢方では、抗菌・抗ウイルス作用のある生薬の力で、痛みを鎮めていきます。
代表的なものに「銀翹散(ぎんぎょうさん)」という漢方薬があります。それに「潤肺糖漿(じゅんぱいとうしょう)」というシロップを組み合わせると効果的です。消炎と粘膜の保護を同時に行うことで、のどをスッキリと治していきます。
日々の対策では「板藍根(ばんらんこん)」という生薬ハーブティーやのど飴がおすすめです。またミツバチの巣から摂れるプロポリスも有効で、アレルギーに対する作用も期待できます。
粘膜は、花粉や埃など常に様々な刺激にさらされています。〝守る意識〟を高めて快適な春を迎えましょう!