快適な睡眠は心身のバランスから

長野市民新聞
2014.5.10

コラム#003
【快適な睡眠は心身のバランスから】

GWも終わり、疲れがたまってくる頃ではないでしょうか。普段より睡眠を多くとるなど体調管理を心がけていきましょう。

睡眠の悩みには、寝つきが悪い、眠りが浅くすぐに目が覚めるということが多いですが、睡眠には心身のバランスが大切になります。ぐっすりと眠るためには、体力が必要であり、また体がしっかりしてくれば、精神もコントロールしやすくなります。

今日では睡眠導入剤を使うことも多いですが、漢方では、生薬のリラックス効果に加え、体を元気にすることで快適な睡眠につなげていきます。

漢方薬では、リュウガンの果肉などが含まれる「加味帰脾湯(かみきひとう)」が心身を整え、睡眠を持続してくれます。ナツメの種が主成分の「酸棗仁湯(さんそうにんとう)」もよく用いられ、色々と考えてしまう場合は、鉱物生薬の配合された漢方薬との組み合わせが効果的です。

た水分代謝が悪いと、眠りが浅くなりやすくなるため「温胆湯(うんたんとう)」で心身を整えていきます。快適な睡眠には、心身のバランスが肝心です。