生薬ハーブで寝るのだ!

長野市民新聞
2019.7.27

コラム#128
【生薬ハーブで寝るのだ!】

睡眠に向けた市販薬として、最近では大きく2つのカテゴリがあります。

一つは「ネ~ルノ~ダ~♪」が耳に残るハウスの「ネルノダ」や、味の素の「グリナ」。良い睡眠には、活動神経を抑制するGABAやグリシンなどの「睡眠物質」が脳内に満たされていることが必要で、それをアミノ酸で補給・改善しようというものです。

ちなみにあの歌声、528Hzの周波数が含まれていて、聞くだけで癒しの効果があるようです。

二つ目は「ドリエル」などの睡眠改善剤。こちらは製薬メーカーらしく医薬品。しかし作用は単純で、かぜ薬やかゆみ止めなどの「眠くなる成分」を眠りに転用したもの。薬価が安い割に値段はかなり高めです笑。

そこで漢方はどうか。

漢方薬は数種の生薬でできており、その一つひとつの生薬には、ミネラル、脂肪酸、精油など、睡眠に欠かせない様々な成分が含まれています。安らぎのハーブ効果に加え、新陳代謝や睡眠体力を引き上げていきます。

また生薬の配合バランスは、心と体に働きかけながら、自律神経の切り替えをスムーズなものにしていきます。

睡眠は毎日のこと、そして日々色々な葛藤があります。素材は色々ですが、できるだけ自然に寝つき、ぐっすりと眠れる身体に整えていきましょう。