血流から肺を守っていく

長野市民新聞
2020.4.25

コラム#146
【血流から肺を守っていく】

感染拡大の収束にはできる限りのステイホームですが、家にばかりいるとどうしても体が重くなってしまいます。健康や生活の不安、じっとしていないといけないストレス、楽しみが見つからない、食べるしか…といった感じで、体重が増えてしまった方も多いのではないでしょうか。

心と体を発散する機会が減ると、代謝が落ちてくるだけでなく血流も鈍り、二次的な疾病も心配されますので、より一層の体調管理に気を配りたいところです。そこで今回は血流と免疫について。

人は食事などから摂り入れる水分や栄養、肺から取り込む酸素で生きています。そして血液がそれらを全身に送り、老廃物などを回収、代謝・排泄することによって健康を維持しています。

新型肺炎は、体内に入り込んだウイルスが肺に達し、体が闘うことによる強い炎症疾患であり、最も怖いのは呼吸ができなくなってしまうことにあります。

肺の中にも無数の毛細血管があるのですから、血流を促して、しっかりと栄養や免疫細胞を送り届けることが重要になってくるのです。

増殖を抑制する安全な薬が確立していない中、できることの一つに血流を鈍らせないことが挙げられます。温かくして過す、できるだけ早く不安な頭を切り替える、できる範囲で体を動かすなど、血流を促すイメージを持ちながら、肺を守っていく取り組みが必要です。

また普段無意識に行っている呼吸ですが、酸素は免疫細胞にとっての恵み。ついため息をついてしまう毎日ですが、良い環境における深呼吸、時には笑ったり歌ったりするのも大切なことです。

持病を抱えていたり、治療などによって免疫が回復していない場合もあるので、そのような心掛けも力に変えていけるのではないかと思います。