乳がんにも血流が大事

長野市民新聞
2016.1.23

コラム#044
【乳がんにも血流が大事】

女性がかかるがんの中で一番多いのが「乳がん」です。発症率は、40代半ば~更年期にかけて最も高く、生理周期に関わるエストロゲンの減少が、乳がんを誘発しやすくしています。

このホルモンは、粘膜や肌を豊かにする一方で、乳がんの成長も助長してしまいます。エストロゲンが減少することによって、がんへの影響は少なくなりそうですが、それ以上に乳腺に集まりやすくなるため、発症しやすくなるのです。検診をきちんと受け、セルフチェックを常に行っていくことが大切になります。

漢方では、治療後の状態や体調を維持することに重点を置き、根治に努めていきます。がんに対しては、身体の免疫細胞を活発にする茸類がよく用いられ、特に乳がんには「シベリア霊芝(しべりあれいし)」が特異的に作用するため効果的です。そしてさらに再発を防ぐには、有効成分や新鮮な酸素を患部に供給していくこと大事ですので、血流を促進するものを積極的に取り入れます。

「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」にヨクイニンを加えた漢方薬は、体調を整えながら、がんが生じにくい体質にしてくれます。食事(脂肪)に気をつけ、運動なども取り入れながら、ゆったり取り組んでいくことが大きな自信につながります。