足のつり、こむら返り まぶたのピクピク

長野市民新聞
2015.4.11

コラム#025
【足のつり、こむら返り まぶたのピクピク】

足がつりそうになる瞬間、嫌ですよね。それにその時の痛み、声にもならず悶えてしまいます。つるというのは、普段と違う伸ばし方をした時に起こる 筋肉が急激に収縮しようとする動きで、一時的に強い痛みを生じます。

筋肉が柔らかい人や、体が温まっている時は起こりにくいですが、普段あまり動かない生活をしていると、筋肉はやせて硬くなってしまいます。こむら返り(ふくらはぎ)も筋力の低下や、ミネラル等の栄養不足が原因です。

さらに足や全身を使い過ぎた時は、筋肉中の水分等が大幅に減少し、乳酸の発生も相まって、より激しい痛みに襲われてしまいます。

一方漢方では、何気ないストレスや疲労も、筋肉をこわばらせる要因として着目しており、肩や首のこりをはじめ、まぶたが勝手にピクピク動いてしまうような場合には、心身の緊張をほぐすことにも目を向けます。

つりや痛みには「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」が有名ですが、普段から筋肉に良いものや、栄養素をしっかり摂って、筋肉が暴れないように労わってあげましょう!