妊娠しやすい身体づくり

長野市民新聞
2018.3.10

コラム#095
【妊娠しやすい身体づくり】

不妊症は、男女ともに様々な原因が挙げられ、特に30歳後半になると、卵巣中の卵子そのものの状態が課題になってきます。

卵子の成長は、年齢とともに鈍くなり質も低下してきます。先進治療では、ホルモン剤によってこの成長を速めることはできても、質を上げることまではできないのが現状です。

むしろ急速な刺激と反比例して、より一層低下させてしまう傾向にあり、治療を繰り返すことによって、卵巣自体の力を弱めてしまうことも少なくありません。治療にあたっては、この卵子の健全な成長をサポートすることが重要です。

血液を充足しながら体を温める、血液循環を積極的に促す、内臓の働きを調整するなど、体全体の機能を引き上げながら妊娠を目指します。加齢や疲れ、ストレスや冷えは、身体の機能を低下させる要因ですので、その部分をしっかりケアしながら、治療と並行して妊娠しやすい身体にすることが大切になってくるのです。

また漢方の長所は、この時の身体づくりが、妊娠中、産後、さらには更年期における体調維持に生きるということです。漢方の役割はここにあり、妊娠後の充実を見据え
た妊活が、より健康的で早い結果につながります。

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