冷え性対策 保温力アップ

長野市民新聞
2014.10.10

コラム#013
【冷え性対策 温力アップ】

だいぶ寒くなってきました。これからの季節、冷えをつらいと感じる方も多いと思います。

冷えは、筋肉が少ない、血が足りない(貧血傾向)といったことがその理由に挙げられます。漢方では、血液は体を温め、体温を保つと考えていることから、血液が増えるにように働きかけていきます。血液循環を促し、体のエネルギー(熱)が発生しやすい状態にすることで冷えを改善していきます。

漢方薬では〈当帰(トウキ)〉を主薬にした「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」がおすすめです。

コラーゲン質の生薬も含まれているので、乾燥肌や美容にも効果的です。黒蜜風味の甘いシロップで、お湯に溶いて服用します。飲むとすぐにポカポカしてきますが、続けていくうちに、体の温かさが持続するようになります。

冷えは万病の元です。特に女性は、体を温めるとホルモンの働きが良くなり、月経などが安定し更年期における身体の変化についていけるようになります。生活習慣病の予防にもなりますので、今から冬に備え、体を芯から温めていきましょう。