関節の痛み 暖かい時期に養生を

長野市民新聞
2014.6.28

コラム#006
【関節の痛み 暖かい時期に養生を】

関節周辺の筋肉や靭帯は、暖かい時期になるとほぐれて動かしやすくなる一方、時に炎症を起こしやすくなり、水がたまりやすくなります。また軟骨の変形による痛みも多く、グルコサミンやヒアルロン酸などがよく用いられます。

漢方では、もう一つの視点として、梅雨の時期、大気の湿気に着目していきます。

湿気は、暑さと組み合わさって、だるさやむくみなどの症状を起こしやすく、関節周辺にまとわりついて、痛みを助長してしまいます。体にたまった水分を、汗ではなく、お小水として排泄し、水分代謝を高めていくことがポイントです。

この時期に用いる一般的な漢方薬には「風湿舒筋丸(ふうしつじょきんがん)」や「痛効散(つうこうさん)」があります。

特に「風湿舒筋丸」は、水分代謝だけでなく、筋肉や靭帯を補強し、血流を良くする働きがあります。鎮痛作用のある生薬も多く含まれ、関節や筋肉の痛みにとても効果的です。痛みは、寒くなると増してきますので、暖かい時期に、しっかりと養生しておくと、痛みの発生を防ぐことができます。